未来の子どもたちへ、毎日の買い物から変えられること

世界中を巡って目の当たりした現実

私たちの生活の中で、例えば食品や洋服など、日々当たり前のように消費しているモノたちが、どこからどのようにやってきたかを考えることはほとんどありません。ある意味それは、現代の大量生産・大量消費の時代がもたらした豊かさの形かもしれません。 「エシカル協会」の末吉さんは、TBS系「世界ふしぎ発見!」のミステリーハンターとして、世界中をリポートし続けていました。

▲ 末吉さんが頭頂したアフリカのキリマンジェロ


様々な国を巡るうちに、ふとこのような現代の豊かさは、多くの弱い立場の人たちや、美しい自然を犠牲にして成り立っている現実に気づかされました。 例えば、一部のファッションアイテムの安さの秘訣に発展途上国の劣悪な労働環境があったり、大量生産のために環境破壊をしていることもあります。

「このままでいいのだろうか?」このような社会課題にあまり関心のなかった末吉さんは、何か出来ることから始めなければと決意を新たにしたのです。

▲ ダイヤモンドを手掘りするアフリカの女性


そんな中、末吉さんはフェアトレードでファッションブランドを展開する「ピープル・ツリー」と出会いました。フェアトレードとは、発展途上国から適正価格で取引することで、劣悪な労働問題や乱開発による自然破壊を防ぐ、持続可能な地球のための取り組みです。
ファッション、そういう自分の好きなことから世界を変えていけばいいんだ。その気付きが末吉さんの背中を押したのです。

ささいな日常から変えられる未来

日本でフェアトレードを正しく伝えていくため、末吉さんは2010年にフェアトレード・コンシェルジュ講座をスタートさせました。講座は毎回大盛況で、その活動はどんどんと広がっていきま した。

フェアトレードはさらに大きなマインドである「エシカル消費」へとつながっていきます。エシカル消費とは、人や社会、環境、地域に配慮した商品を買ったり、サービスを活用したりすることです。
限られた資源をいたずらに浪費すること、弱い立場にある人たちを搾取することをよしとせず、持続可能な地球を目指すことが今世界中で求められています。

2015年、末吉さんはフェアトレード・コンシェルジュ講座の卒業生たちとともに、エシカル協会を立ち上げました。ちょうど2015年は国連で持続可能な開発目標 (SDGs) が採択され、ますますエシカル消費への国際的な関心が高まった年です。
そんな SDGs が強く求められている現代では、企業のエシカルさが評価され、そして消費者にも支持される時代になってきました。

現在フェアトレード・コンシェルジュ講座は、エシカル・コンシェルジュ講座へと変わり、エシカル消費の伝道者を輩出しています。
さらに未来のエシカル消費の担い手は子どもたちに向けても、授業や講演を通して全国でエシカル消費の大切さを伝えています。



「1人の100歩より、100人の1歩が世界を変える」
私たちのちょっとした毎日のお買い物が、実は世界を変える力を持っています。未来の地球、そして世界中の人々の笑顔のために、今日からエシカル消費を意識してみてはいかがでしょうか?

エシカル消費とは?

地球とそこに住む人々のため、環境、社会、地域などに配慮した製品やサービスを選んで消費することです。

例えば、オーガニック野菜や、MSC認証を受けた天然魚、ASC認証を受けた養殖魚を食べること。さらにFSCの森林認証を受けたトイレットペーパー、ティッシュペーパー、コピー用紙を買うことがエシカル消費です。また積極的にリサイクル、古着など、さらには再生可能エネルギーを利用するのもエシカル消費と言えるでしょう。


他にも、フェアトレード認証を受けた商品を買うことで、発展途上国の人たちの手助けや自立支援にも役立つことができます。

エシカル消費は毎日の買い物をちょっと変えるだけで実現することができるので、自分なりのエシカル消費に取り組むことができます。こうした生産現場や生産過程、生産者の顔がちゃんと見える消費はとても安心で、小さなところからできる大きな社会貢献です。

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